森村桂、復活のための二人目の夫~三宅一郎氏との再婚

森村桂、復活のための二人目の夫~三宅一郎氏との再婚

森村桂さんは、生涯で二回の結婚をしました。

本来彼女は、結婚は一生に一度と強く思っている人でした。

離婚反対論者といっても良い人でした。

森村さんは亡くなったお父さんが大好きでした、しかし早くに亡くなってしまい寂しい思いをして、
片親の寂しさをつくづく感じていました。

そのせいか、離婚すれば子供が不幸になる、だから離婚は罪、とさえ考えていました、自身は子供がいなかったのにもかかわらず。

だから、最初の夫と離婚するときには激しく傷つきました。

森村さんは離婚したくなかったのに、最初の夫のほうから離婚をつきつけられ、
その時何故か森村さんは夫によりを戻すよう、素直にいえなかったのです。

それは、もうひとつの学校で人は自由に生きるべき、
と学んだことで今まで夫の言いなりだった人生はおかしかったのだと自覚してしまったからです。

だから、泣いてすがるようなことはもうしたくない、と考えました。

しかし、離婚後森村さんは激しく後悔します、何であの時泣いてすがらなかったんだろうと。

その後、山下さんに気を使う必要が無い生活のせいか、身体は健康になっていくのですが、その代わり、心を病んで生きます。

食欲が無く、髪の毛が抜けて10円はげまでできて、小説も書けない。

唯一の家族であるため、母親は当り散らされる日々に恐れをなして、知り合いに森村さんの見合いをお願いします。

そこで紹介されたのが三宅一郎さんでした。

最初森村さんは、三宅一郎さんが好きではありませんでした、しかし自分が頼れるのはこの人しかいない、
と必死で結婚してもらおうとします。

もう自分は若くない、誰も結婚してなどくれない、だから誰でも良かった、と自らの本で告白しています。

そんな心身ともにぼろぼろ状態の森村さんを、不思議なことに三宅一郎さんは結婚を承知して、全てを引き受けます。

森村さんとの結婚は、聞いただけでも過酷なものでした。

森村さんの母親との確執、森村さんの前夫への未練、森村さんの母親への依存、森村さんのうつ発症、
借金問題もあったと聞きます。

ただでさえ、森村さんは普通の人とは感覚が違う人なので、ついていくのはかなり難しいはずです。

それでも、この三宅一郎さんという人は、決して森村さんを見捨てることなく最後まで添い遂げた人でした。

森村さんがいうにはケチで酒飲みで風采があがらないタイプとありましたので、
どうもそんな大変なことをやり遂げた人に思えませんでした。

私は三宅一郎さんとであったのも森村さんの願いをかなえる力と運だと思います。

もし、彼に出会わなければ、ずっと不幸だったでしょう。

森村さんが復活するには、三宅一郎さんと出会うのが不可欠だったから出会ったのだと信じます。

復活のための二人目の夫